【美容室の開業したい人へ!】立地、家賃、テナント選びについて

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2022.02.22

 

 

【美容室の開業したい人へ!】 立地,家賃,テナント選びについて

 

 

立地選びは業種問わず開業するにあたって、とても重要な要素です。

開業して数年で潰れるお店の理由もほとんどが立地が原因です。

今回はサロン開業にあたっての立地選びについてお話ししていきます。

 

 

 

 

 

 

良い立地、悪い立地の判断について

 

立地探しをする上で「大通りから2回曲がってはいけない」と聞いた事はないでしょうか?

 

 

良い立地とは

・人通りが多い

・路面に接している

のような、簡単に思い浮かぶイメージで間違い無いです。

 

 

逆に悪い立地も同様にイメージはしやすいと思いますが、

この立地環境だけで良し悪しは判断できません。

 

 

 

必要なのは「良い立地」ではなく「商売と相性の良い立地」です。

 

 

テナントの立地ではなく、

自身のビジネスと相性がいいか?で判断します。

 

 

ターゲットの客層がどの層か?

集客力はどれくらい必要か?

どういったコンセプトの店なのか?

 

例えば、

完全予約制のお店を人通りの多いところに作っても効率は悪いですし、

飛び込み歓迎のスタイルでビルの中はナンセンスです。

 

 

立地探しをする前に、まずは自身のビジネスプランを数個考えましょう。

立地を探すのはその後からになります。

 

 

 

 

 

ビジネスモデルとの相性を考える

 

「ビジネスマン向け=ビジネス街」

このような連想をどれだけ深く掘り下げれるかが需要になります。

 

 

価格と土地柄の相性はどうなのか?

必要見込みの客数と人口はどうなのか?

 

このような事を思いつく限り行いましょう。

 

 

 

まず、必須であろう項目を3点書き出してみますのでご覧ください。

 

 

☑︎同エリアでの同価格帯のサロン数

 

☑︎自店の必要な顧客数に対する商圏の人口

 

☑︎土地が持たれるイメージと自店コンセプトとの相性

 

 

 

僕が最初に連想するのはこの3つです。

 

代表的なのを1つ軽く解説していきます。

 

 

【同エリアでの同価格帯のサロン】について

 

近くに同じ価格のサロンが少ない方がライバルが少なくて良いって思われている方も多いかもしれませんが、

結論は「逆です」

 

 

確かにライバルは少ないかもしれませんが、少ないのには理由があります。

もしかしたら、その土地に需要がなく、すでに潰れた後かもしれませんし

ただただ、本当に穴場なだけかもしれません。

 

 

逆にライバルが多いエリアは「この辺りには、髪を切れる場所が多い」と認知されている事が多く、

集客する上では良い走りだしをしやすいです。

また、髪を切るのに同じ予算イメージの方も多いため地域にも早く馴染みやすいです。

 

 

 

このように推測と分析を行う事が早い利益化をするにはとても重要です。

 

立地選びをする際は色々な角度から推測していきましょう。。

 

 

 

 

 

家賃に対する判断材料

 

次は家賃についてです。

「50万の家賃は高い!」みたいな事を口にする方を見た事ありますが、

家賃を金額だけで判断するのは間違っています。

 

 

家賃が高いか安いかは

家賃と売り上げとのバランスで考えます。

 

 

「家賃は目指す売上の1/10まで」

 

 

このお店で低く見積もって何円の売上を目指す店なのか?

 

売上が200万円のお店なら20万まで

1000万円のお店なら100万までの家賃に抑えます。

 

逆に言うと、家賃が20万なら200万円の売上が必須ライン。

 

 

この家賃と売上のバランスをクリア出来るイメージでなければ、

そのテナントは候補から外した方がいいでしょう。

 

 

経営方法や利益の取り方で、バランスは変わりますが

基本は売上の10%までの家賃にしましょう。

 

 

 

 

 

テナント選びのポイント

 

ビジネスモデルによって良し悪しは変わってきますが、

ここではサロンを設計する上での共通の注意点を紹介していきます。

 

☑︎Badテナント

 

・前事業の撤去がされてないテナント

(撤去費は安くないので、不要な物があれば事前に確認しましょう)

 

・飲食店の横にあるテナント

(ネズミやGのリスクと匂い漏れの可能性)

 

・配管の位置、大きさや空調関係がサロン向けでないテナント

(内装費が大幅に上がるので、事前確認必須)

 

・天井が低いテナント、理想は3mほど

(20cmは床上げをするので、それを見越した高さが必要)

 

 

細かくあげればキリがありませんが、要するに初期費用が高く付くテナントは要注意です。

 

対策案としては、テナントの契約前に内装屋さんに内覧に同行してもらいましょう。

余分な工賃を払わずに制作出来るかで、初期費用に大きな幅が生まれます。

 

 

工賃がかからない家賃18万のテナントと

工賃が100万かかるが家賃が3万安くなるテナント

 

このどちらの方が余裕を持った開業ができますか?

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

・立地的な要素だけで判断しない。

・自己のビジネスモデルと照らし合わせる。

・目指す売上の10%までの家賃にする。

 

 

立地選びはとても大事な事ですが

幸いにも減価率がとても低い、この業界は立地との相性が悪いせいでフルパフォーマンスの商売が出来ていなくても存続しやすい業界です。

 

存続をゴールとするならば、深く考えなくても良いかもしれませんが

繁栄を目的として商売をするなら、ビジネスモデルに合った立地にしなければならないでしょう。

 

ましてや、この不景気な日本の税率が今後どうなるか分かりませんが、

この先、税率が低くなる事はないでしょう。

 

そういった未来も見据えて開業する事を僕はオススメしたいと思っています。

 

 

 

 

 

良きサロンライフを

 

ありがとう ぴーす

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